の出来事。電車の中、私は優先席付近のドア横のいつものポジションへ。優先席はひとつ空いていました。そこに3人の高齢者が乗ってきました。優先席付近にきます。1人は空いている席に座ります。誰も席を譲りません。見た目で立っているのが大変そうとわかります。私はめちゃめちゃ優先席の方に視線を投げます。それに気づいたのか、1人の女性が席を譲ります。座れていないのはあと1人。6人座れる席で2人は寝ているのか、寝ているフリなのか目をつぶっています。残る2人はスーツの中年サラリーマンと20代後半ほどのサラリーマン。2人ともイヤホンをしてスマホをいじっています。どっちか気づいて譲ろうよ!と思いながら優先席をチラチラ見まくる私。

しかし、よく見ると中年のサラリーマンのカバンにはハートとプラスのマークのついたペクトグラムが!すぐその場で調べると「ヘルプマーク」というらしい、なるほど、それなら譲るべき人間は君だけだ。20代サラリーマンにめちゃめちゃ視線を送る俺。全く気づかない。目の前に1人立っている高齢の男性がいるのにもかかわらず。

いやね、譲るべき人がいなくて優先席に座るのは、その人の信条やら信念やら疲れ具合でどっちでもいいと思っている派よ。でもね、目の前に明らかに譲るべきであろう人がいたら譲ろうよ…20代リーマンも疲れすぎてて、それどころじゃなかったかもしれない、それでもさ。結婚指輪もしていたし、もし子育てを経験するならその過程であなたも成長していき、子どもは必要な人に席を譲る子に育ててね。と何様だお前的なことを考えてた通学電車の朝。声をかけるか、かけまいか、心でとても葛藤した。どうすればよかったのか。色々考えすぎるのは本当によくない。心の声にしたがって行動しろよ!と。

その後、駅から徒歩で学校に行く途中、キックボードで移動する大人の女性が!久しぶりにキックボードなんて見たなあ。小学校の時、妹がサンタさんにもらってたなあ。あれでどこまで行くのだろう。あれが日頃の移動手段なのか!?と色々思った通学の朝。